カラーストーンは長い年月をかけて自然が生み出した唯一無二のもの。それはまるで人がそれぞれ異なる人生を歩むように、独自の物語を感じさせてくれます。その物語があなたと共鳴し、日々の暮らしに彩りと意味をもたらすよう願っています。
鮮やかな赤色が特徴の宝石で、世界で最も有名で愛されている貴石の一つです。サファイアと同じコランダム(鋼玉)という鉱物の一種ですが、赤色のコランダムだけが「ルビー」と呼ばれます。この赤色は、微量に含まれるクロムによって生み出されます。
ルビーは古くから「情熱」「愛」「勇気」の象徴とされ、強いエネルギーを持つ石と信じられています。心身に活力を与え、持ち主の自信や意志力を高める効果があるとされています。また、保護石として災いから守る力があるとも言われています。
「ピジョンブラッド(鳩の血)」と呼ばれる深紅の色合いは、最高品質とされ、特に価値が高いです。また、ルビーの色は、微妙にピンクがかったものから紫やオレンジがかったものまでさまざまです。
宝石の中でも非常に希少で、特にミャンマー(旧ビルマ)のモゴク渓谷で産出されるルビーは世界的に有名です。その他、タイ、スリランカ、モザンビーク、マダガスカルなどでも産出されますが、色合いや透明度に応じて価値が大きく異なります。
モース硬度は9で、ダイヤモンドに次ぐ高い硬度を持っており、非常に耐久性があるため、日常的に身に着けるジュエリーとしても人気です。
美しい青色が特徴の宝石で、ルビーと同じくコランダム(鋼玉)という鉱物の一種です。ただし、コランダムの中で赤いものがルビーと呼ばれるのに対し、それ以外の色を持つものがサファイアと呼ばれます。青以外にもピンク、イエロー、グリーン、ホワイトなど、さまざまな色のサファイアが存在しますが、特に深い青色のものが最も一般的で人気があります。
サファイアの代表的な色は青で、濃く深い「コーンフラワーブルー」や「ロイヤルブルー」と呼ばれる色合いが最高品質とされています。また、青以外のサファイアは「ファンシーサファイア」と呼ばれ、ピンク、黄、オレンジ、緑、紫などのバリエーションもあります。
サファイアは「真実」「誠実」「知恵」「信念」の象徴とされ、古くから精神的な浄化や守護の力があると信じられてきました。青いサファイアは特に冷静さや知性を高め、心の平和をもたらす石として知られています。また、持ち主の集中力や洞察力を高めるといわれ、リーダーシップを発揮する人にとって有益とされています。
青いサファイアはスリランカ、カシミール、ミャンマー、マダガスカル、タイなどの国で採掘されます。特にスリランカ産やカシミール産のサファイアは、その美しい色と透明度から非常に高い評価を受けています。サファイアのモース硬度は9で、ダイヤモンドに次ぐ非常に高い硬度を持っています。そのため、ルビーと同じく耐久性に優れており、日常的に身に着けるジュエリーとして理想的です。
パパラチアサファイアは、シンハラ語で「蓮の花の色」を意味する「パパラチア」に由来する名前で、ピンクとオレンジの間のような絶妙な発色バランスが特徴です。インド洋のセイロン島に浮かぶ睡蓮の花の色に勝るとも劣らない美しさから、その名前が付けられました。
パパラチアサファイアは「キングオブサファイア」とも呼ばれ、愛を誓う特別な贈り物として選ばれています。また、石言葉は「調和」「誠実」で、持ち主の心に平和とバランスをもたらすと言われています。
鮮やかな緑色が特徴の宝石で、世界中で最も愛されている宝石の一つです。エメラルドは、ベリルという鉱物の一種で、その美しい緑色は微量に含まれるクロムやバナジウムによって生まれます。古代から王族や貴族、富豪に珍重され、「宝石の女王」とも呼ばれています。
エメラルドの最大の魅力は、その豊かな緑色です。濃い緑色から明るいグリーンまで、色の濃さや鮮やかさによって価値が大きく変わります。特に鮮やかで透明感のある深い緑色のエメラルドが最高品質とされています。
エメラルドの主な産地はコロンビアで、特に「ムゾ鉱山」から産出されるエメラルドは最高品質とされています。他にもブラジル、ザンビア、アフガニスタン、パキスタンなどでも採掘されますが、産地によって色や品質に違いがあります。エメラルドには多くの場合、内部に自然に含まれる「インクルージョン」と呼ばれる不純物や亀裂が見られます。これはエメラルドの特徴であり、「ジャルダン(庭園)」とも称されます。これにより、多くのエメラルドは耐久性を向上させるため、オイル処理が施されることが一般的です。
エメラルドは「愛」「再生」「希望」の象徴とされ、古くから癒しや保護の力があると信じられてきました。心を落ち着かせ、持ち主に平和や調和をもたらすとされ、特に愛や友情を深める力があるとされています。また、エメラルドは豊かさや繁栄を引き寄せる石ともされ、成功を願う人にとって理想的な宝石です。古代エジプトでクレオパトラに愛されたことで有名です。
非常に希少で美しい宝石の一種で、最大の魅力は鮮やかで輝くネオンブルーやグリーンの色合いが特徴です。この独特の輝きは、微量に含まれる銅とマンガンによるもので、他のトルマリンには見られない色味を生み出します。
1980年代にブラジルのパライバ州で初めて発見され、その後アフリカ(ナイジェリアやモザンビーク)でも産出されるようになりましたが、産出量が非常に限られており、特にブラジル産のものは希少価値が高いです。
パライバトルマリンは、精神的な浄化やクリアな思考を促すと信じられています。癒しや直感、洞察力を高める効果があるとされ、身に着けることで感情を安定させ、心の平和をもたらすと言われています。
モース硬度は7から7.5で、宝石としての耐久性にも優れています。
宝石の一種で、青から青緑色の美しい色合いを持つベリルという鉱物の一種です。名前はラテン語の「水」(アクア)と「海」(マリン)から由来し、その名の通り、澄んだ海のような色を特徴としています。アクアマリンは、3月の誕生石としても知られており、平和や幸運、幸福を象徴する宝石とされています。「幸せな結婚」を象徴するとされ、恋愛や結婚に関連する石言葉も多いです。また、その澄んだ青い色から、心を落ち着かせる効果があるとされ、安定した感情やコミュニケーションを助けるとも言われています。
多彩な色を持つ宝石で、ケイ酸塩鉱物の一種です。トルマリンは色のバリエーションが豊富で、ピンク、赤、緑、青、黒、さらには複数の色が一つの石に混在するものもあります。この色の違いは、トルマリンが含む成分(鉄、マンガン、リチウムなど)によって決まります。
特に人気のある種類には、鮮やかな青や青緑色のパライバトルマリン、深い赤色のルベライト、エメラルドのような緑色のクロムトルマリンなどがあります。また、ピンクと緑の両方の色を持つウォーターメロントルマリンのように、1つの石に複数の色が見られる珍しいタイプも存在します。
トルマリンは他の宝石と比べて、加熱や圧力を加えると電気を帯びる特性がある点でも特徴的です。この電気的性質から、古代の人々はトルマリンに特別な力が宿っていると信じていました。
宝石としてはもちろん、エネルギーを浄化し、心身の調和をもたらす石とされており、ストレス軽減やポジティブなエネルギーを引き寄せる効果があると信じられています。色によって象徴する意味も異なり、例えば、ピンクのトルマリンは愛や優しさを象徴し、緑のトルマリンは癒しと豊かさを象徴します。
青から青紫の美しい色合いを持つ希少な宝石で、タンザニアのメレラニ鉱山でのみ採掘されるゾイサイトの一種です。1967年に発見され、その鮮やかな青紫の輝きと希少性から、短期間で世界中で高い評価を得ました。
タンザナイトは、見る角度によって色が変わる「多色性」を持ち、青や紫の色合いが特徴です。また、天然の状態では茶色っぽい色をしていることが多く、加熱処理によって鮮やかな青や紫に変わります。この美しい色合いと産出量の限られた希少性から、高価な宝石として人気があります。
石言葉には、知性、癒し、変革、洞察力などがあり、特に人生の変革期や新しい始まりを象徴する宝石とされています。12月の誕生石でもあり、その神秘的な輝きと深い意味合いが多くの人々に愛されています。
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